ゆにわで使う野菜は、ジャガイモ、

玉ねぎ、ニンジンが一番多いことから

1年目から、農業部でもニンジンの栽培を行ってきました。

品種は、〝黒田五寸人参（くろだごすんにんじん）〟です。

こちらの品種は、栃木で農業をしてきた友哉さんが、

栃木時代でも育てていた品種です。

「美味しいニンジンを届けたい」と、

友哉さんは、何種類ものニンジンを

実際に育てていきました。


その中で、一番美味しかった品種が、

黒田五寸人参だったそうです。

お客さんの反応もよく、美味しいと評判だったとのこと。

そんな思いを込めて育ててきた、ニンジンですが、

なかなかうまく育ちませんでした。


原因は、熱でした。

綾部の土は、ゴロゴロしているため、

マルチといって雑草や乾燥を防止するために、

黒いビニールで土を覆います。

夏に種をまくことから、

種が暑さと乾燥でやられてしまったのです。

（↑ほかの作物ですが、黒いビニールのようなものがマルチです）

そこで、マルチを一度、貼ることで、

太陽の熱でマルチの中が温められ

高温にすることで、雑草の種をダメにするという方法を取りました。


〝太陽熱土壌消毒〟と呼ばれています。

これが、ドンピシャだったようです。



果たしてどうなることかと、

待ちわびて待っていたところ

ようやく、3年目にして、ちゃんと育ってくれました。

それを仲間たちで、丁寧に収穫していきました。

今年のニンジンは、

とにかく、カオリが良い♪

「これぞ、ニンジン！」

というくらい香りが引き立っています。

蒸し焼きに食べさせてもらいましたが

蒸しただけなのに、口の中いっぱいに

ニンジンの香りがパーって広がって、

それだけでもメインになるような存在感がありました。


でも、一番、おススメも食べ方は、

野菜スティックのように、

素材、そのものを、そのままいただくことです。


ニンジンを抜いて、洗って、

そのまま、丸かじりしましたが、

口いっぱいに甘みが広がって

本当に美味しかったです。


おすすめの食べ方なので、ぜひ、

試していただけたらと思います。